Speed Racer



2008.07.13 (日)
PM:11:58:33



[ Theater ]


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ヴァージンTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて映画「スピード・レーサー」を鑑賞。ウォシャウスキー兄弟監督のマトリックス以来メガホンを取った、アニメ「マッハGoGoGo」の実写リメイク映画。

Trailerを初めて見たときには、CGの色彩に度肝を抜かれ、絶対に観に行こうと思っていた作品。結構な酷評ぶりで、興行成績も悪く、少々不安な気持ちもあったが、いやはや、やっぱりウォシャウスキー兄弟、あんたたちは凄いよ。ほんと凄い。

はっきり言って、この映画に対して、文句の1つもありません!

まず、なんと言っても色彩。CGで彩度が高くてバリバリ動くってやつは、普通見ていて疲れるし、目がチカチカしてくるもの。でも、この映画はまったくそんなことない。絶妙な色彩のバランスがあってこそ出来るワザ。タダ単にアホみたいな色遣いでは無い証拠。もう、アートです。

CGはCGらしく、ヘンに気取らないでいるところもマル。こういうCGはすごい好き。派手でイイじゃない。マットな質感のCGアニメばかりのご時世、写り込みギンギンでアニメチックなの最高!

動きだってはちゃめちゃ。だって、アニメだし。物理法則無視でいいんです。ちょこまかジャンプしてもいいです。そして、レトロフューチャーなところも、タツノコっぽくてイイ。

ヒロインが突然運転したって、忍者が出てきたって、カンフーやったって、ケンシロウもどきが出てきたってラーメソって書いてあってもなんでもアリアリ。ギャグは単純明快でイイのです。全部ギャグ。

ストーリーはまさに王道。家族愛、八百長、企業買収、利権争い…。解りやすくてイイじゃない。

テンポも良くて、レトロな演出もありつつ、CGのカメラワークは、はっきり言って見たことの無いような完成度。そんなレースシーンが盛りだくさん。そしてなにより、全編にわたって笑えるところが多い。とにかく楽しい。単純に笑ってしまうのですよ。

…なんでこの映画がダメなのか?ほんと残念で仕方ないですが、まあ、ターゲットが解りづらいというのが唯一のそして大きな欠点なんだろうか。

映画自体は見れば本当に面白い。楽な気持ちで見るのが一番。そうすれば、この映画にてんこ盛りに入っている色々なエッセンスを素直に味わうことができると思う、素晴らしい作品です。

DVD…出る頃にはもうBlu-rayかな、絶対買いますよ!

→スピードレーサー(アニメ)
→スピードレーサー(映画)































Happy Birthday io!



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