
大ファンのリドリー・スコット監督の映画「ワールド・オブ・ライズ」をTOHOシネマズ六本木ヒルズにて鑑賞。「グラディエーター」「プロヴァンスの贈りもの」「アメリカン・ギャングスター」とリドリー・スコット監督お気に入りのラッセル・クロー、そして、レオナルド・ディカプリオ主演の映画。
エンターテインメント性に優れながらも人間を丁寧に描きつつそして問題提起をしている。中東問題やテロなんて言うと「キングダム/見えざる敵」を思い出すが、国家と国家の宗教や人種に関わる重いテーマだったのに対し、「ワールド・オブ・ライズ」ではもっと人間に焦点を当てている物語になっている。なので、邦題がどうも失敗している気がするのだけど…。
邦題は「嘘まみれの世界」というような意味合いになるそうだけど、原題の「Body Of Lies」の「Boby」は人間、死体、集団という意味になるそうなので、まさにこの映画の内容を色々と掛けた意味合いになっている。嘘まみれの人間、嘘の死体、嘘の集団のでっち上げ…。そんな感じ。