安室奈美恵という人のすごさっていうのがすごいコトに気づかされただけに、そのすごさを殺してしまっている演出というか、気になる所がたくさんあった。僕は初めてなので、ファンの方達の中ではどういう風に見えているのか解らないけど、あくまで初見で気になる所っていうのがあった。とにかく一番気になった所は、サポートのバンド。もう、安室奈美恵のすばらしさを台無しにしている。ライヴアレンジはなかなか良かったのできっと上手なサポートバンドなんだろうけど、とにかく出しゃばりすぎ。やたらと動くし。目立ちすぎです。ライヴのステージはセットもちゃっとしてて、クルマまで出てくる演出があったりするのに、バンドは衣装バラバラで、なんだか主張しすぎだし、こういうのは、しっかり世界観を作ってしっかりと見た目の演出も安室奈美恵をサポートしなくてはいけないと思う。なんか、バンドだけ、学芸会ノリみたいな感じがした。
後、ふと思ったのはライヴが全体的に暗い曲調のものが多く、よく言えばカッコイイという曲調と言えるのかもしれないけど、ちょっと、明るい前向きな曲っていうのが必要なんじゃないかと思った。カッコイイ曲調をやっていると思うと、懐かしの曲をやったりして、そういうのはアンコール後にオマケのようにちょろっとやればイイと思うし、結局の所どういうステージを作り上げたいのか?っていうエンタテイメントのコンセプト自体がちょっとつかめない感じがしてしまった。
ライヴパフォーマンスとは直接関係ないと言えば関係無いのかもしれませんが…ライヴ会場の大音量の中に、ワンコを連れてきていたのもちょっと、ワンコを飼っている者としては、ちょっと気分良く見れなかった。ダックスなのに縦抱きしていたし。ワンコが好きでたまらないのかもしれないけど、しっかり飼ってほしいものです。ま、実際どういう飼い方しているのか知りませんが。
安室奈美恵の歌と踊りのパフォーマンスがスゴいイイだけに気になってしまうのです。もっともっと完成度が高くなるハズ。もったいないですね。