陽気なギャングが地球を回す



2006.05.29 (月)
AM:12:02:11



[ Theater ]


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遅く起きた日は…何かしらしないと、もったいないので映画でも観にと、公開作品をばーっと調べると、まあ、今だったら「ダヴィンチ・コード」って感じだったけど、さほど評判も良いわけではないし、TVとかでその謎そのものの話はイヤと言うほどやっていたので、特に観る必要はないなと、もっと単純明快のものってわけで、有楽町「シネカノン」に「陽気なギャングが地球を回す」を観に行くことに決定。ハイスピードな展開と、ファッショナブルな映像と音楽が評判の映画。松田優作の次男、松田翔太のデビュー作でもある。

演説オタクの男、嘘が見破れる男、スリの天才、正確な体内時計を持つ女が織りなす痛快ギャング映画。原作っていうのは、全く知らないし、映画とそれを比べる必要もないのでその辺りはどうなのか知りませんが…。

ハイスピードな展開ということだったので、期待大。それに関しては、オープニングから飛ばしてくれます。CGを駆使した(ちょっとショボイけど)カーチェイスやスタイリッシュな銀行強盗シーン、ファッションのセンス、これは、期待できるぞ!とワクワクしたけど、結局は、最初のテンポに比べると、最後の方は割と普通なテンポになってしまい、残念だった。

俳優さんたちがカッコイイのもあるけど、とにかくファッションは工夫がしてあって、スタイリングがイイ。でも、それはちょっと諸刃でもあって、作り込んだ背景、特に響野(佐藤浩市)の喫茶店や田中商店(古田新太)のお店等の背景では、とってもスタイリッシュに見えるんだけど、普通のスーパーや町中では、ちょっと違和感がある。CGとかで何とかならないものか?映像の色味とか。でも、ちょっと感心したのは成瀬(大沢たかお)が勤める役所のシーンでのスタイリングなんだけど、何でもないグレーのシャツと黒いネクタイの制服で、でもこれがサテン生地でテカっているっていのが、背景にバッチリハマっていて工夫がされていた。銀行のシーンがもうちょっと非現実的でもよかったかなーと思う。世界観にバラツキがあるっていう感じが作り込みの甘さというか、予算なのかわからないけど、「嫌われ松子の一生」と比べると(といってもまだ観てませんが…)最初で全て出し切った感が出てしまっていると思う。(とはいえ、海外ロケやったらしいので、それを絵作りに回せばよかったのかも?)でも、ちゃんと、ロールエンドまで作ってあったので、途中で席を立ってしまった人はちょっぴりもったいないかもね。

そんなわけで、多少息切れ感が垣間見えてしまうものの、アニメみたいなノリのイイ、オープニングと単純なストーリー、カッコイイファッションと素敵な音楽で、軽い気持ちで見ることができる映画で僕としては好きな部類にはいるので良かったです。

松田翔太はちょっと甘い感じでかわいい系で松田龍平よりも個人的には好きですね。今後良い役がはまり役が出てくることを期待したい。

→陽気なギャングが地球を回す































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嫌われ松子の一生