この映画ではのび太の特技である射撃やあやとりを押し出し、のび太をヒーローとしてストレートに表現した内容になっている。なので、ジャイアンやスネ夫、しずかちゃんたちの活躍はほぼ無いので、みんなで大冒険をして困難に立ち向かう感動はないが、旧作では差し替えられていたのび太とギラーミンの決闘が原作同様に再現されていたり、タイムふろしきが偶然かかり、コア破壊装置を破壊する行も、ワープを使った対処方法に変わり映画的な盛り上がりを演出し、総合的にはかなり面白い作品に仕上がっています。
のび太の射撃シーンがもうちょっとあっても良かったかなと思うのと、旧作には登場しない、ドラミちゃんの登場には何か無理矢理感があるかなというのが気になる点ではあったけど「ドラえもん のび太の恐竜2006」の出来には及ばないとしても、映画としてはかなりの満足度です。
本編終了後に、海の中でドラえもんが人魚姿で登場していたのけど、これはもしかして時間作は待望の「ドラえもん のび太の海底鬼岩城」?!来年も楽しみなドラえもん映画です。
→ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史