宇多田ヒカル「WILD LIFE」に、ご招待いただいて、横浜アリーナへ行ってきました。なんと、超久しぶりのボックス席での鑑賞。PA席の真上なので、良質な音響を堪能しちゃいました。

他のライヴとは会場の雰囲気も違い、花の数も尋常なく多く、グッズ売り場も長蛇の列。なんだか引退公演のような様相でした。ライヴ内容は、SingleCollectionベースのヒットソングのオンパレードだったので、知らない曲はなかったのですが、演出は最小限で無機質な照明やバンドメンバーの衣装など、とてもセンスが良く、MCも豊富で宇多田ヒカル特番のような進行で、独特の宇多田節の切なく命を削るような歌声や曲がすーっと入り込んでくるなんとも不思議なライヴでした。最後山口百恵ばりに退場していった姿はとても印象的で、いつ戻ってくるのかは解りませんが、大人たちに囲まれて生きてきたなかから縛られない生活をもとめているのでしょうか。そして、それが「WILD LIFE」に込めた思いなのでしょうか。やっぱ、ちょっとロウソクの炎がふっと消えてしまうような気分になっちゃいました。