[ Anime&Manga ]








でたーっあだち充節、それも早々に。



2005.06.30 (木)
AM:03:43:49


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050630_cross.gifいきなり死んだ…。早い、早すぎる。少年サンデーにて「KATSU!」に続き、とうとう、野球マンガか?!と期待された新連載の「クロスゲーム」。野球マンガになりそうで、どうなのか解らない展開にやきもきし、主人公が小学生という設定でイヤな不安を抱かせ、どうなると思いきや10話ぐらいでしょうか、いきなりヒロインが死にました。それも、あだち充ファンなら解ると思うけど、さーっと流れるような死に方。ある意味リアリティではあるのだけど、主人公がステップにするであろう歯がゆくそしてあっけない死…。人の死を成長に結びつける死は良くあるパターンではあるけれど、あだち充の描く死はそんな簡単ではない。ここで死ななくて主人公は成長したであろうという無意味さと切なさという、突然来るリアルな死を描くというのがあだち充節だと思う。ドラマ的にはあっけらかんと描いているようにも見えるのだが、逆にリアリティがあるので、ゾクッとする。気持ちが悪い。最後のページでは少しの間止まってしまいましたよ。切なすぎて…。
そんなわけで、意外なヒロイン(実際はどうなるのか解らないけど)の死によって物語がどう進んでいくのか、もう、毎週見逃せません。…と次号で「何年後…」とかなっていたらどう反応して良いのか解りませんが…。あまりにも早い展開で、どう責任とってくれるのよあだち充さん!!!!









BSアニメ夜話:超時空要塞マクロス愛おぼえていますか篇



2005.06.30 (木)
AM:02:22:49


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050630_macross.jpgBS2アニメ夜話で「超時空要塞マクロス愛おぼえていますか」を扱うというので録画しておいたので先ほど見る。僕自身、マクロスはガンダム以上に影響を受けた思い入れ深い作品。アニメ夜話ではどんな突っ込んだ事が聞けるのだろうと楽しみにしていた。あえて、「超時空要塞マクロス愛おぼえていますか」と劇場版を銘打っていたので、劇中劇であることでTVアニメと劇場版の設定・ストーリーの違いに関してや、裏話的なことを1時間の中で色々と聞けると思っていたが……なんとも酷い内容。思い出話やTV版と劇場版がごっちゃになっている話、何だかテーマのない進行で、板野氏がゲスト出来ていたから、ロケット花火から生まれた板野サーカスの話ぐらいは面白かったが、作品に関しての話がほとんど無く、なんともたるい話ばかりで期待はずれだった。何だか、プロダクションデザインがどーたらこーたらなんて話もあったけど、それって、重要なのは、TV版から変わり、劇場版になるにあたり、三つ巴の設定にしたこと自体が重要でその中で、デザインの差をどう出すべきかというというテーマが知りたいわけで…。
まあ、いいけどさ。なんにせよ、自分が好きな作品を適当なトークで1時間扱われ、板野一郎氏みたいに制作の人間を出すことでごまかして…。この番組ってもうちょっと、その作品を好きな人や熱く語れる人が出てきて激論を交わす番組じゃあ無かったっけ?もっと良い番組作りをしてもらいたいものです。









破戒



2005.04.30 (土)
PM:11:03:57


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050430_hakai.jpg〜ユリ・ゲラーさん、あなたの顔
はいいかげん忘れてしまいました〜という副題の山本直樹+松尾スズキのコラボレーションマンガ「破戒」。IKKIで連載していた作品。話題だったので、遅ればせながら読んでみた。山本直樹と松尾スズキが違和感なく混ざり合った出来で、「らしい」という言葉がぴったりする。全1巻という短編なので、どうしても物足りなさがあるのが残念だが、その短い中に、登場人物の色々な想いが少ない台詞の中で表現されているというのは見事だ。山本直樹得意のコマの中での気の利いた描写もあり、松尾スズキの喜劇な部分がマッチしている。巻末の対談(みたいな?)にも書いてあったが、エッセンスを何か加えて映画っていうのに向いている作品だと思う。3~4巻でもっとつっこんだ心理描写を見てみたかったが、短いなりに面白い作品になっているのには間違いない。









PLUTO 2



2005.04.27 (水)
AM:12:40:26


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050427_pluto.jpg4/22に待ちに待ったPLUTOの2巻が届いた。もちろん豪華版。なにやらまたもう一冊付いているようなパッケージだがそこにはただの厚紙段ボール。マーブルチョコのチョコレート無しに小さいシールが4枚ついていただけ…。ま、そんなオマケはどうでもいいんだが、やっと刊行したので、もったいぶって少しずつ読んで、今日読み終わった。振り返ってみると、ストーリーの進みは超遅いのだが、全然タルくなく、ちゃんと波もあって真剣に読んでしまう。例のごとく、後から後から継ぎ足しの事柄が出てくるのだが、手塚の原作が超スピーディだったせいかちょうど良いバランスで描かれているように感じる。月1連載だから毎話ある程度の読み所がないといけないわけだから、コミックで続けて読むと本当に楽しんで読めるバランスになっている。
そして、お茶の水博士を始めとするサブキャラも原作の特徴を残しつつ登場してくれるのが嬉しい。最後にはウランちゃんも登場するし。キャラが登場するだけで盛り上がるっていうのは原作あってのことだけど、それだけじゃなくて、ちゃんとシリアスに組み立てられている所がなんと言っても面白い。といっても、浦沢マンガの場合シリアスに描かれていてもどこか読者を上から見ている感じがするというか、実は単純で簡単なことや何でもない感情を神経質な表情をしたキャラクターで小難しく感じさせるとかそういう雰囲気がする。逆に言うと、読者が自分はこんなにシリアスなマンガを読んでいるんだから恥ずかしくないというような感覚にさせるというか。そんな感じ。
よくあるパターンとしては、根底には凄いマジメで冷静に考えると問題のある内容を、スーパーヒーロー的ロボットを出したり、あり得ない設定のキャラクターを出したりして、稚拙に見えてしまうというのがあるが、例えば、デスノートにしてもファンタジー色が濃くなり過ぎてキャラもオーバーになってきたりして、根底の善悪のテーマが希薄になってしまったりとか、ガンダムにモビルスーツやSEEDのように美少年キャラが出てくることによって戦争の怖さがカッコイイとか別のものに置き換わってしまったりとかまあ、良くあるパターンで全体的な作りが子供っぽくなってしまう。でも、浦沢マンガの場合、特にこのPLUTOは解りやすいのだが、キャラが非常にナチュラルに描かれていて、特出した特徴も無く、淡々と描かれていることで、設定が子供っぽいのになんだか超マジメなマンガを読んでいるような錯覚をする。こういう作りが売れる要因だったりするのかな。
面白いということには違いないので、また首を長くして3巻の発売を待ってます。っていうか、いつ終わるんだろって感じだけど。









アイシールド21



2005.04.15 (金)
AM:01:36:08


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050414_eye.jpg少年ジャンプ連載中で、僕がジャンプの中でいくつかちゃんと読んでいる中の一つ。非常に絵が上手く、コマ割も格好良くて、少年誌のダサいデザインとは違い、アメコミ調なイメージも取り入れたカッコイイデザインセンスが光る作品だ。スピード感あふれる煙や効果処理は、アニメ化に伴いどんな風に再現されるのか?そして、ロンブー淳のヒル魔はさてどんなもんだろ?と興味津々。
で、見てみると、早いストーリー展開はまあ、アニメ化の時にはまあ、良くあることで、さて、作画の方はというと、煙はマンガの雰囲気そのまま、というか、それ以上にやりすぎって感じもするけど、なかなか良くできているな〜と感心。
で、声優はどうかというと、ヒル魔の台詞はTV的に問題があるのか、やはり、だいぶ抑えられていて、ずいぶん優しい台詞回しになっていた上に、ロンブー淳の台詞の下手さや声だけ聞くと意外にも、あまり毒っ気のない感じで、ちょっと消化不良。セナにしても、なんか、老けている感じだし。ちょっとイマイチだった。見続けると、こういうのって慣れてきちゃうものなのかもしれないけど。

→アイシールド21オフィシャル









SPEED GRAPHER



2005.04.08 (金)
AM:03:03:53


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青の6号、Hellsing、LAST EXILE、巌窟王、GANTZ、等々、数々の話題作を世に送り出しているGONZOの新作、「SPEED GRAPHER」が始まった(テレビ朝日木曜2:40〜)。ハードコアサスペンスと銘打っていて、30〜40世代に向けたアニメということだそうだ。さてさてその内容はいかに?!
録画してまだ見てないので、感想は後日。

→SPEED GRAPHERオフィシャル
→GONZO









創聖合体気持ちい〜だってさ。



2005.04.05 (火)
PM:09:50:52


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050405_aquarion.jpgあの、超時空要塞マクロスの河森正治監督の最新作「創世のアクエリオン」が放送開始された(テレビ東京月曜深夜1:00〜)。3DCGに定評のあるサテライトが制作、監督自身が2年間かけてブロックトイで検証されたメカの合体変形がウリ。始まったばかりなので、ストーリー云々はこれから期待するところだが、展開としては、いきなり主人公の仲間が敵に吸い込まれて生死が不明になったり、主役メカに搭乗していた脇キャラが精神崩壊状態になったりと、ハードな展開の割には、第一話なのに主人公が主役メカに搭乗して力を発揮してしまったり、合体シーンが決め決めだったり、見えきりポーズがあったりと、スーパーロボット的な演出が多い。主役メカの色遣いもリアル路線ではなく、カラフルなスーパーロボット系。敵である堕天使族なるキャラはなんだか、永井豪チックにも見え、敵兵器の神話獣なるものは、エヴァンゲリオンっぽさがあったり、設定的にも、主役メカの機械生命と共鳴するのがエレメントと呼ばれるみたいなのはそれにも似ている。
パンチやキックでの攻撃が多く、ウルトラマン的な匂いもするのだが、弓矢を使った必殺技は勇者ライディーンを彷彿させる。いきなり登場人物が目白押しというのも、今どきの展開なんだろうが、とにかく、色々なアニメの要素がてんこ盛りって感じ。もちろん、空中戦はマクロスのように描かれていてミサイルの煙もキレイだ。といっても、板野一郎が参加しているわけではないから、マクロスチックさも半減、派手なミサイル追尾演出は無い。3DCGを使いまくった作画に好みは分かれるところだとは思うけど、全体的なトーンはキレイに仕上がって問題ない。しいて言えば、フィルターによるブラー演出が多すぎてダサい場面はあったりするのだが、これは今どきのアニメっていうところで気にしないでおこう。
とりあえずは、スーパーロボット的な内容が何処まで大人の世代にも納得出来るものになるか?今後のストーリー展開に期待。

→創世のアクエリオンオフィシャル
→創世のアクエリオンスペシャル









ワカメちゃんがアトム?!



2005.03.12 (土)
AM:01:03:03


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ドラえもんの声優決定という話がありつつ、またしてもサザエさんでは声優交代が。しずかちゃんの声を担当していた野村道子(内海道子)さんがワカメちゃんも引退という。代わりを務めるのはオーディションで決定したという津村まこと。この人は一昨年から昨年にかけて放送していた鉄腕アトムのアトム役。なんと、ワカメちゃんがアトムになってしまうのだ。といっても、たぶん多くの人は長年担当していた清水マリさんの声が印象に残っていると思うが…。ちなみにサザエさん主要人物で放送開始以来変わっていない声は、サザエ、タラちゃん、波平、フネ。そして、ドラえもんとサザエさん繋がりでいえば、初代カツオはドラえもんの大山のぶ代、初代しずかは初代タイコ、中島くんは出木杉くん、だったりする。
なんだか、世代交代というか、亡くなったりする人もいたりするので自分も歳をとったんだなーなんて思っちゃいます。だって、気づいたらクレヨンしんちゃんだって4月で13年ですよ(たしか)。鳥山明だって50歳ですわ…。